フィンランドには鉱物資源が地味にたくさんあります。ニッケル、炭素、銅、亜鉛、鉄などベーシックなものから、貴重な鉱物である金、銀、プラチナも。そしてウラン(!)も採掘されています。フィンランド鉱業の歴史は15世紀にも遡ります。
そこで気になるニュースがこの1週間立て続けに。。
まず、Lapinkulta などとも言われるラップランドゴールド。 Kittiläの金採掘場の産業汚染水の処理が問題になっているようです。
参考: https://areena.yle.fi/1-50571839
また何万という湖が点在するサイマーエリア、その中心地もであるJuvaとPuumalaで採掘活動が開始されるかもしれないということで、環境破壊の懸念から住民が反対の声を上げています。
参考:https://ita-savo.fi/uutiset/lahella/8da28226-32b3-4122-9356-cf164daf8956
森と湖の国と言われるフィンランド。その地下資源のポテンシャルがかなりあるようですが、自然をどのように保護するか、将来の世代のために考えなければならいないように思います。
反面フィンランドはIT産業としても有名。このコロナを機会にテレワークを継続したいという人が圧倒的に多いと言われます。
4月上旬のニュースで「新型コロナウィルス関連でテレワークを実施しているフィンランンド人が100万人になる」そうです。総人口540万人(だいたい)で労働人口何人かまで定かではありませんが、すごい数ってことは間違いありません。「これを契機に将来のワークスタイルが変わるだろう、推定300万人がテレワークに切り替わるだろう」とも言われています。
さてラップランドもサイマーも観光業がメインの一つで、新たな産業が必要かもしれません。それこそテレワークできるIT企業がラップランドやサイマーへの移住を推奨すればいいのに。
大自然の中、エキゾチックな生活ができていいと思うけどな〜。